今から大変お恥ずかしい話をする。
最初、これを書くのは非常にためらったが、これからの自分のためにもけじめをつけたいと思い、今回書くことにした。
心して読んでもらいたい。
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わたしには、「逃げグセ」がある。現実逃避だ。
目の前で起こっていることから逃げたくて、布団を被り、延々と寝続けるクセがある。
そしてこのクセが原因で、今まで様々なことをフェードアウトしてきてた経験がある。
会社の出勤、仕事の納期、知り合いとの会う約束…
自分だけの予定ならまだしも、他人が絡んでくるものまでそんなもんだから、フェードアウトをするたびに周りからの信用と自分自身への信用の両方を失っていった。
その対象になってしまった人たちには、本当に申し訳ない気持ちを伝えても伝えきれない。
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この逃げグセ、実は大学卒業まではほぼなかったものだった。
授業や習い事、バイトやサークルなど、ちゃんと真面目にやってこれたし、むしろそれがわたしとでも言えるくらいに真面目だった。
ところが、社会人1年目の終わりごろ、残業続きで心身ともにボロボロの中とどめを刺すように朝の5時まで自宅残業をしたあと、静かに何かがプチっと切れた感じがした。
翌日、体調不良が通じない怖い上司に電話をし、電話越しに攻め立てられながら「体調不良」を押し切った。
今まで従順にどんなにつらい時でも頑張っていたところからの押し切りぶっち休み。
心臓がバクバクとなり、手が震えるほどに怖く、軽く吐き気がした。
そして、これまで感じたことのないくらい快感だった。
電話を切った後のスマホを持つ手が、今でも強烈に脳裏に焼き付いている。
怖い上司を撃退したわたしは、本当につらい時にどうしようもなく使うでろうあろうこの手段に味を占めてしまった。
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そこからというもの、なにか少しでもつらいことがあると体調に出るようになった。
いわゆる「メンタルが病む」というやつだ。
メンタルが病んだ身体には様々な異変が生じた。
過眠症、蕁麻疹、免疫力低下による肺炎や腎臓病。
そして、診断書はもらっていないが、躁鬱もあったと思う。
当時よく会っていた医療系の知り合い達が、わたしのいないところで口をそろえて「あれは躁鬱だ」と言っていたらしい(笑)
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体調に出るまでの「逃げグセ」は、治すのが非常に難しい。
今はおかげさまでだいぶ良くなってきたけれど、やっぱり気持ちが負けてしまう時もまだまだたくさんある。
「やりたくないな」「めんどくさいな」
そう一瞬でも思うと、次の日必ず体調が悪くなる。
そして、自分で作った病気にやられ、自分で苦しみ、外からも自分からも信用を失ってしまう。
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今の自分があるのは、紛れもなく自分自身に原因がある。
それが自分にとって好ましいものか好ましくないものかは別として。
もし、過去の延長線上の今の自分が嫌で変えたいと思うなら、今までの自分を拒絶するのではなく受け止めて、今から変えていくしかない。
過去は変えられない。今なのだ。
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今日、わたしはこのブログに自分史上最低レベルの醜態をさらすことによって、自分の逃げグセを受け止める覚悟をした。
それはなぜか?変わりたいから。
タネから芽が出て大きくなるまでに耐え切れずに、放置して枯れさせてしまうのをやめたいから。
無理はしないけれど、堕落はしたくないから。
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たとえ太陽が沈んでいたとしても、本気で変わりたい人にはまた新しい朝が来る。
遅すぎることはない。今からできることがたくさんある。
わたしは逃げグセやめる。フェードアウトをやめる。
ちゃんと向き合って、ケリをつけていく人生にします。
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2020.05.20 Wed
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