~ちょっと長くなります~
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新卒1年目、わたしは結構稼いでいた。
みなし残業代が毎月5万も出ていて、家賃補助もあった。
実際に、新卒で都内の新築10万円のマンションに一人暮らしをして、好きなようにご飯を食べていてもまだお金が余るくらいもらっていた。
その分かなりきつくて、毎日残業は当たり前。
朝の5時まで家で仕事しても終わらなかったことが何度もあった。
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2年目になる時、自分の心と体が限界だったためその会社を辞めた。
そこから今まで、当時の月給を超える金額を稼いだことがない。
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驚くことに、わたしはずっと「稼ぐ力とその体力がある人間だ」と思っていた。
わたしのことをまあまあ知っている人であれば、その2つは現状まずないと言えることがわかるはずだ(笑)
なのに、本人は本気で信じていた(笑)
「なぜなんだ!」「本当は本気出せばもっとできるはずなのに!」
まじで本気でそう思って落ち込んでいた。
その思いとは裏腹に、家賃も生活基準も下がっていっていたのだけれど。
完全に自分が見えていなかった。
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そんで、今朝。
みなさんお馴染みぱっさんがTwitterでこんなことを書いているのを見つけて。
お金の話してて、お金が稼げない自分は劣ってると勝手に思う人、ホントそれやめてほしい
自分のためにも相手のためにもならない
だってさ、劣ってると思うってことは、ホントの自己評価は『稼げるはず』と思ってるわけじゃん?
劣るとかの前にその稼ぎたい想いを思い切り実現に向かわせろよ
— ぱっさん@PASAIT (@satokato_PASAIT) June 30, 2020
ピッカーーン!!
なんだかすごい閃きが舞い降りた。
「あの時稼げてたのって、自分の能力が高かったからじゃなくね??」
(ぱっさんの意図しないところで閃くぬかた笑)
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たしかに、あの時のわたしは稼いでいた。
でもそれは、会社員というシステムの下で自分の時間も、健康も、人間関係も、恋愛も、ファッションも美容も、整理整頓された快適な家づくりも全部捨てて仕事に使っていたからだった。
だから、仕事以外の時間を大切にしようとすれば、当然サラリーマンとしてその分を稼ぐ時間が無くなるわけだから報酬は減る。
当たり前のことだった。
決して、「自分の能力が高いから稼げていたのにそれができなくなった」ではなかった。
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冷静に考えてみればそりゃそうだ。
普通の大学で普通に過ごした大学生で元から稼ぐ能力のあるヤツなんてなかなかいない。
ちょっとした、いや、かなりの勘違い野郎だった。(ドヤァ)
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何を今さら、と思われるかもしれない。
でも、わたしにとっては世紀の大発見レベルの大発見だった。
めちゃめちゃスッキリした!
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だって、そうと分かればいかようにもできる。
まず、稼ぎたいのか稼ぎたくないのか決めることができる。
稼ぎたくなければ仕事しなければいい。
稼ぎたいのであれば、仕事以外の時間を減らして仕事をするか、仕事以外の時間すら仕事になるようにするか、少ない仕事時間でがっつり稼ぐような人になるか。
どうしたらいいか考えて行動すればいい。
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心の中こんな感じ。清々しくて一気に元気出た(笑)
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社会人になって5年目。
順調に社会に溶け込み働いている人とは、かなり差が開いてしまった。
全く違う道を進み、もうお互いが見えないところまで来た。
実は、自分がやっていることは甘えだとか逃げだとかなんじゃなかろうかと結構焦っていたのだけれど、なんだか吹っ切れた。
今は「稼がない」という選択をしているんだ、とやっと本気で思えた。
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「今は稼がない」と決めているわたしは2時間の出勤ですら行きたくなくて休み、ウキウキしながら家の掃除をして、ちょうどいい量の朝ご飯を食べて、このブログを書き始めた。
今日から7月。
やりたいことである神社の参拝と美容室に行ってくる。
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2020.07.01 Thu