「急がば回れ」。
『急いで物事をなしとげようとするときは、危険を含む近道を行くよりも、安全確実な遠回りを行くほうがかえって得策だ』という意味のことわざです。(引用:故事ことわざ辞典 http://kotowaza-allguide.com/i/isogabamaware.html )
重要かつ緊急のミッションができた時こそ、この言葉を思い出すことが大切だと思います。
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以前のブログでも話しましたが、7月末までに50万円の資金が必要になりました。(以前のブログはこちら)
わたしにとってはとても緊急かつ、大重要なミッションです。
そして目の前には、すでに貰っている案件と、新しい分野での営業の仕事。
すでに貰っている方の案件はまだ始めたばかりで時間がかかります。営業の仕事は、分野も営業という職種もはじめて。ゼロからスタートのため、1か月目は成果が出ないかも知れない。でも、どちらもきちんと行えば報酬になります。
一方、すぐにお金になるのはアルバイトです。
「今貰っている案件と新しく頼まれたお仕事のほかに、夜アルバイトもしようか」
そう思ったわたしは、スマホでアルバイトを探し始めます。
バーテンダー、水商売のお姉さん、夜勤の警備員さん・・・
2か月間で50万貯めるためには時給が高いアルバイトがいいと考え、あの日から毎日仕事を探しました。
しかし、結局アルバイトをするのはやめました。
「アルバイトはしない。本業でなんとかしてみせる。」
一旦落ち着いて、ノートに頭の中を全部書き出してみたら、実は以前にも同じような失敗をたくさんしていたことを思い出したのです。

2年前の今頃も、急遽同じくらいの金額のお金が必要になり、当時新しく始めたばかりだった事務の仕事のほかにダブルワークでアルバイトをしたことがあります。
はじめのうちは「やってやる!」という興奮状態の勢いでやれていましたが、慣れない昼の仕事に加え夜のアルバイトで疲れがとり切れず、次第にストレスがたまり、せっかく始めた本業を休まなくてはいけなくなるくらいに体調を崩してしまいました。
結局その後、昼も夜も働くことができず、泣く泣く頭を下げて親からお金を借りました。
心配かけるのが申し訳なくて、情けなくて、そして自分で達成できなかったことがとても悔しかったです。
「あの時の苦い経験を、学びとして活かす時が来たのではないか?」
早くお金を手に入れたいという気持ちとその方法をぐっと我慢して、今回は本業でしっかり確実に稼いでみようと思えた瞬間でした。
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人は焦ると判断を見誤ることがあります。
特に急ぎの大事な課題を前にすると、リスクをたくさん背負ってなんとかしようとしてしまう。
遠回りに見えるしっかりした道よりちょっと危ない近道を選んで、その道でケガをしたり、トラブルに巻き込まれたりする。
結局、一見遠回りに見えた確実な道で進んだ方が早くゴールにたどり着いたりするのです。
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わたしは今回、2か月後の健康な体と心、自分の将来につながるスキルを確実に手に入れるべく、本業に集中することに決めました。
あまりにも足りなそうなら考え直しますが、まずは1ケ月間、目の前にあるお仕事を最優先事項にして取り組みます。
一つずつ、ていねいに。そして、確実に。
コツコツと積み上げた努力は、1年後の大きな財産になることを信じています。

不安な時・焦っている時によくタイトルをみて「だいじょうぶ」ってつぶやいてます。
絵本の内容は今回の記事とは違うので、またの機会にご紹介します。